日本ワインの発祥の地、山梨県勝沼。
日本に根付いた甲州葡萄はその葡萄も古く約1250年の歴史をもつ。
明治の文明開化とともにワインの醸造が盛んになった日本、生産者と農家の溝は深く
お互いがお互いの主張を行い金銭的な視点を中心にした取引原料はその価値も低く、
世界のの産地とは大きくかけ離れた。お互いが相手に疑心暗鬼を不信を抱いたままである。
日本における他の産地は行政からの後押しを受け確実に成長し始めている。
今山梨のワインメーカーは自分の趣味程度に葡萄を作り始め独自性を語っているが、
一見未来へ向かっているような姿だが広い意味で考えれば、産地形成とは異なった方向に
進み始めている。この現状を回避し本来の産地形成を行う手段として生産者とワインメーカーが
しっかりと同じ方向性を見つめて話し合いをしなければならない。
山梨の未来は過去の問題を解決しなければ所詮目先の産地形成と思う
歴史ある山梨地域の共生が産地の確立を実現させる。
本当にこの地域の産地化を考えれば、
長期的な未来を見つめれば今回の組合形式が一番妥当だと考えられる。
葡萄は葡萄のプロが作る。ワインはワインのプロが作る。
相互に最高の答えを探求しお互いの価値を築きあげる真剣な努力を行う。
お互いの思い。大地に根付いた地域独自の個性を大切にしたい。
新しい未来はこの国の食文化に適応した独自のワインを施したい。
葡萄生産者と醸造者は互いに役割を責務とし、独自性のある高品質な葡萄生産を行うことにより
産地形成における世紀を越えた共生により確立する。
甲州種では困難と言われている「垣根栽培」に取り組みます。
仕立て方、土壌管理、栽培管理など山梨の気候風土にあった新しい「垣根栽培」を確立し、
本当の意味での「収量制限」を行い、ワイン用原料として、さらなる品質向上と独自性を目指します。
それにはまず「土作り」からの理念の基「土壌分析」から始まり、「草生栽培」の導入など
高い次元でのバランスに取れた物にしたいと考えます。
甲州種は長年にわたり山梨県で栽培されてきましたが、
その歴史は「生食用葡萄」のための「栽培方法の確立」「優良品種の選抜」にありました。
しかしこれだけの甲州種ワインの独自性が認識され、その地位を確立しつつある今となっては、
「生食用葡萄からの流用」では醸造家が求める「ワイン用原料」としては物足りなくなってきました。
そこで「甲龍」(樹齢150年とも言われる甲州種の最古木)の持つ本来の甲州種の資質に着目しました。
「甲龍」には甲州種本来の「酸味」「糖度」「風味」などが現在の物よりも確実に備わっています。
これから「甲龍」の「ウイルス試験」を行い、「ウイルスフリー」化も行っていきます。
それは平成14年に「カイガラ虫」によるウイルスの伝播が確認されたため、感染の可能性も考え、
150年前の状態に戻したいからです。
そのクローンでのみ栽培を行うことにより、より高いレベルのワイン用葡萄作りを目指します。
甲州種はここ山梨において。1000年以上の栽培の歴史を持っています。
山梨の気候、風土に合っているため、食の安全が叫ばれている今、減農薬への取り組みができやすいと考えています。
また「草生栽培」を取り入れ除草剤を使わない自然にやさしい葡萄作りを実践していきます。
また、現在では様々な食品への「トレーザビリティ」が求められてきます。
私たちは、それは当然のことと捉え、一歩進んで「アカウンティビリティ(説明責任)を行っていきます。