ワイン物語

垣根づくり

戦後の醸造家全てがあきらめた甲州垣根

日本のワイン発祥の地、勝沼の代表的な葡萄の種類である「甲州種」。
栽培方法の手段として主に生食用を生産するための"棚"を利用した方法が用いられ、醸造用ワインは生食用の品種を流用するという生産方法が採られてきたが、大和葡萄酒では「甲州ワイン」の更なる品質向上を目指し、甲州種の「垣根栽培」を確立させるために立ち上がった。

だが、主に「生食用」として棚栽培の品種改良を幾度も行った甲州種を垣根栽培にすることは非常に難しく、仕立て方、土壌管理、栽培管理など山梨の気候風土にあった新しい「垣根栽培」という栽培方法を成功することに約7年もの年月を要した。

そして、2005年。様々な試行錯誤を繰り返した結果、大和葡萄酒は甲州種の垣根栽培を成功。この垣根栽培は葡萄の木から収穫できる実が棚栽培よりも少ないため、葡萄の栄養素が濃くなり、糖度も平均2度高くになった。また、粒が小さく、果皮も硬いのでワインの色がルビーの赤色ような鮮明な色を出すことが可能となった。

また、このことより凝縮感のある味わい深いワインを作ることにつながり、ワインの品質を向上を目的とした本当の意味での「収穫制限」が実現できるで「勝沼の甲州ワイン」が世界へ進出する新時代への幕を開くことになることになった。

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